奄美大島 リュウキュウイノシシの故郷 
あまみ華

リュウキュウイノシシ・島山羊の飼育場
狩猟期間にワナで捕獲されたリュウキュウイノシシは柵で囲まれた、広い放牧場で、放牧されます。
自然に近い環境で放牧されています。
放牧場
奄美の島山羊は広い放牧場で放し飼いされており、たまに道路で見かけることもあります。






リュウキュウイノシシとは?
大陸と地続き時代の生き残り
 リュウキュウイノシシはニホンイノシシよりだいぶ小型であり、アジアイノシシ系のイノシシのうち最も原始的な種と言われている。本種はアマミノクロウサギやケナガネズミなどの南西諸島特産の哺乳類同様、南西諸島の島々がまだ大陸とつながっていた鮮新世にアジア大陸に広く分布し、かつ繁栄していたイノシシの生き残り(遺存種)と推定され、系統分類学および進化学上での価値が高い動物である。

 リュウキュウイノシシの体はずんぐりしていて、首が短く太い。その代わり鼻(吻)が大変長く、前足を折り曲げなくとも平らな鼻の先を地面に着けることができる。

 土の中のにおいをかいで食物を探すための巧みな適応である。鼻は丈夫にでさていて、餌探しをするだけの役目でなく、土を掘り起こすシャベルの役も果たしている。

 リュウキュウイノシシは夜になると出て歩く。食べられる物なら何でも手当たり次第に食べる雑食性である。植物質はシイの実やクズなどの植物の根・落ちた果実など、動物質は昆虫・カエル・トカゲ・ヘビ・ネズミ・鳥の卵・サワガニなどを食べる。

 森林内でのリュウキュウイノシシの存在を知るのは、ほとんどが残されたフィールドサインからである。乱暴に掘り起こされた土・ぬた場の後・ぬかるみに残された足跡・泥まみれの体をこすりつけた木などを観察すると、数時間前のイノシシの行動が手に取るように分かる。このようなフィールドサインを見たかったら、奄美大島では龍郷町の長雲峠、徳之島なら三京の林道に行けばいつでも観察できる。 
●分類:リュウキュウイノシシ(イノシシ科)

●分布:奄美大島・徳之島・沖縄島・石垣島・西表島に生息する。

●形態:頭胴長85・Ocm前後、尾は14・Ocm前後でニホンイノシシ(頭胴長137.Ocm、尾23.Ocm)よりずつと小さい。四肢は比較的短く、首と胴との境目は極めて不明瞭。吻(鼻・口)は著しく長く円筒形。目は小さく、耳は三角形。頭頂から肩、そして背にかけて長毛を生ずる。体色に茶色〜黒色と変異がある。

●生態:夜行性。生息域は原生林の中。雑食性で何でも食へる。奄美大島・徳之島では最大の動物といえる。
東洋のガラパゴス 鮫島正道 著 南日本新聞社 参照


◆材料◆(10人分) ◆調味料◆
シシ肉 700g 味噌(すり味噌) 200g
コンニャク 1丁 だしの素 少々
とうふ 1丁 味の素 少々
ニンジン 1本 砂糖 大さじ
2
大根 1本 みりん 大さじ
3
ごぼう 2本
玉ねぎ 2個
ジャガイモ 2個
ネギ 5本
生シイタケ 5枚
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1 シシ肉は細かく切って、大きめの鍋に水をたっぷり入れ、その中に肉を入れて火にかける。
2 肉のアクが出てくるので、かきまぜながらアクをとる。
3 肉のアクが出てくるので、かきまぜながらアクをとる。
4 材料を鍋に入れ、沸騰してきたら中火にして煮込む。このとき、アクがでてきたらとる。
5 味噌、だしの素、味の素、砂糖、みりんを入れる。好みにより味は加減する。
6 調味料を入れてから、弱火でコトコトと1時間ぐらい煮て味をなじませる。
7 器に汁もいっしょに盛りつけ、細かく切ったネギを入れる。

ポイント
・シシ肉は油を使わず水から入れる
(牛肉のように油で炒めない)。
・におい消しとして、味噌味がよい。
・ゴボウを入れること。
・アクは、なくなるまでとりのぞく。
中山シシ鍋名人:中山町平村 宮内 知子さんのレシピを参照。
シシ肉の美味しい食べ方
繧キ繧キ閧峨・縺励c縺カ縺励c縺カ
《材料》シシ肉のうす切り・ごまだれ・ポン酢
 
 シシ肉を鍋の中に入れ肉の赤身が白くなったら食頃。最後に残ったスープでおじやをするとおいしく召し上がれます
● 焼 肉
《材料》シシ肉・玉葱・ジャガイモ・えのき・しいたけ・しめじ・焼肉のタレ・塩こしょう・酢じょうゆ・おろしニンニク
肉はバラ肉の部分がいちばん適しています。皮は好き好きでとりのぞくか、とりのぞかないかを決めて下さい。各野菜を切り、下準備が終わったら、鉄板を熱して下さい。十分に鉄板が熱されたら肉をならべてこんがりとこげめがついたら食頃です。野菜は一度肉を焼いた後、油が多少でてきたところで乗せて焼いた方がおいしく焼き上がります。タレは好みに応じて(1)焼肉のタレ(2)塩こしょう(3)酢醤油でお召し上がりください。
肉はバラ肉の部分がいちばん適しています。皮は好き好きでとりのぞくか、とりのぞかないかを決めて下さい。各野菜を切り、下準備が終わったら、鉄板を熱して下さい。十分に鉄板が熱されたら肉をならべてこんがりとこげめがついたら食頃です。野菜は一度肉を焼いた後、油が多少でてきたところで乗せて焼いた方がおいしく焼き上がります。タレは好みに応じて(1)焼肉のタレ(2)塩こしょう(3)酢醤油でお召し上がりください。 




奄美点描
奄美の貝類−取れたての生です−大盛屋の店先にて
奄美の貝類−奄美では大型の貝が良く取れます−南国のイメージの強い−ハイビスカス−
山でよく見かける−ヒカゲヘゴ−奄美の貝類−上にあるのがクモ貝−
奄美の貝類標本 袋を掛けて虫を防ぐ奄美ビワ